カテゴリー: Discordボット開発

Discordボット開発#6ドロップダウン(Select Menu)メニューを実装しよう!

この記事は韓国語の原文から翻訳したものです。

目次8項目

こんにちは!Mojangcamです 😎

前回の#5ではボタン(Button)でボットとやり取りする方法を紹介しましたよね?今回はさらに一歩進んで、ドロップダウンメニュー(Select Menu) を作ってみます!

ボタンは選択肢が2〜3個のときには便利ですが、選択肢が5個以上になると画面がボタンで埋め尽くされてしまいます。そんなときにドロップダウンメニューを使えば、最大25個の選択肢を1つのメニューにすっきりまとめられます。ロール選択、アンケート、ゲームサーバーの選択メニューなど、本当によく使われています!

📌 準備するもの

  • Python 3.8 以上
  • discord.py 2.x (Select Menuは2.0から対応しています!)
  • ボットトークン + サーバーへのボット招待済み (シリーズ第1回を参照!)
ターミナル
pip install -U discord.py

バージョンは pip show discord.py で確認できます。2.x以上ならOK!1.xでは動作しません。

📌 ステップ1 - Select(ドロップダウン)クラスを作る

ドロップダウンの要は discord.ui.Select クラスです。このクラスを継承して、選択肢(SelectOption)と選択されたときの動作(callback)を定義します。

Python
import discord
from discord.ext import commands

class GameSelect(discord.ui.Select):
    def __init__(self):
        options = [
            discord.SelectOption(label="マインクラフト", value="minecraft", description="ブロックで作る世界", emoji="⛏️"),
            discord.SelectOption(label="ARK サバイバル", value="ark", description="恐竜と一緒にサバイバル!", emoji="🦖"),
            discord.SelectOption(label="VALORANT", value="valorant", description="5対5のタクティカルFPS", emoji="🔫"),
        ]
        super().__init__(
            placeholder="好きなゲームを選んでください!",
            min_values=1,
            max_values=1,
            options=options,
        )

    async def callback(self, interaction: discord.Interaction):
        await interaction.response.send_message(
            f"🎮 {interaction.user.mention}さんが **{self.values[0]}** を選択しました!"
        )

1つずつ見ていきましょう 💡

  • SelectOption : ドロップダウンに表示される選択肢の1つ1つです。labelは画面に表示される名前、valueはコードで受け取る値、descriptionはグレーの説明文、emojiは先頭に付く絵文字です。
  • placeholder : 何も選択していないときに表示される案内文です。
  • min_values / max_values : 最小・最大の選択数です。max_values=3 にすると複数選択メニューになります!(最大25)
  • callback : ユーザーが選択を終えると実行される関数です。選択された値は self.values リストに入ります。

📌 ステップ2 - Viewに入れる

ボタン編で学んだように、すべてのUIコンポーネントはViewというコンテナに入れて送る必要があります。

Python
class GameSelectView(discord.ui.View):
    def __init__(self):
        super().__init__(timeout=60)  # 60秒後に無効化
        self.add_item(GameSelect())

ちなみに、ドロップダウン1つはViewの1行(row)を丸ごと使います。Viewは最大5行なので、1つのViewに入れられるドロップダウンは最大5個までです。

📌 ステップ3 - スラッシュコマンドで送信する

Python
intents = discord.Intents.default()
bot = commands.Bot(command_prefix="!", intents=intents)

@bot.event
async def on_ready():
    await bot.tree.sync()
    print(f"✅ {bot.user} ボットの準備ができました!")

@bot.tree.command(name="게임선택", description="好きなゲームを選んでみてください!")
async def game_select(interaction: discord.Interaction):
    await interaction.response.send_message("下から選んでください! 👇", view=GameSelectView())

bot.run("Token")

📌 全体のコード (コピペOK)

Python
# discord.py 2.x / Python 3.8+
import discord
from discord.ext import commands

class GameSelect(discord.ui.Select):
    def __init__(self):
        options = [
            discord.SelectOption(label="マインクラフト", value="マインクラフト", description="ブロックで作る世界", emoji="⛏️"),
            discord.SelectOption(label="ARK サバイバル", value="ARK サバイバル", description="恐竜と一緒にサバイバル!", emoji="🦖"),
            discord.SelectOption(label="VALORANT", value="VALORANT", description="5対5のタクティカルFPS", emoji="🔫"),
        ]
        super().__init__(placeholder="好きなゲームを選んでください!", min_values=1, max_values=1, options=options)

    async def callback(self, interaction: discord.Interaction):
        await interaction.response.send_message(
            f"🎮 {interaction.user.mention}さんが **{self.values[0]}** を選択しました!"
        )

class GameSelectView(discord.ui.View):
    def __init__(self):
        super().__init__(timeout=60)
        self.add_item(GameSelect())

intents = discord.Intents.default()
bot = commands.Bot(command_prefix="!", intents=intents)

@bot.event
async def on_ready():
    await bot.tree.sync()
    print(f"✅ {bot.user} ボットの準備ができました!")

@bot.tree.command(name="게임선택", description="好きなゲームを選んでみてください!")
async def game_select(interaction: discord.Interaction):
    await interaction.response.send_message("下から選んでください! 👇", view=GameSelectView())

bot.run("Token")

📌 実行結果

/게임선택 と入力すると、ボットがドロップダウン付きのメッセージを送信します。メニューからゲームを選ぶと「🎮 ○○さんが マインクラフト を選択しました!」という返信が届きます。

💡 ボーナス: ユーザー・ロール・チャンネルを選ぶ専用のドロップダウンもあります!discord.ui.UserSelect、discord.ui.RoleSelect、discord.ui.ChannelSelect を使えば、選択肢を自分で作らなくてもサーバーのユーザー/ロール/チャンネル一覧が自動で表示されます。機会があれば今後詳しく取り上げますね!

📌 よくあるエラー

1. This interaction failed (インタラクションに失敗しました)

callbackの中で3秒以内に応答しないと発生します。処理に時間がかかる場合は、先に await interaction.response.defer() を呼び出してから interaction.followup.send() で返信すればOKです。

2. ドロップダウンがグレーになって無効化される

View(timeout=60) の時間が過ぎると、コンポーネントが期限切れになります。ずっと動作させたいメニューなら timeout=None に設定してください。(ボットの再起動後も維持するにはpersistent view + custom_id の指定が必要ですが、これは応用編で扱います!)

3. TypeError: __init__() got an unexpected keyword argument 'options'

discord.ui.Select ではなく UserSelect のような専用セレクトに options を渡すと出るエラーです。選択肢を自分で定義するときは、必ず基本の discord.ui.Select を使ってください。

📌 まとめ

今回はドロップダウン(Select Menu)で最大25個の選択肢をすっきりまとめる方法を紹介しました。ボタン → ドロップダウンまで来たので、次回はモーダル(Modal)でユーザーから直接テキスト入力を受け取る方法を扱います!お楽しみに 🙌

📚 Discordボット開発シリーズ

  1. スラッシュコマンド完全攻略
  2. スラッシュコマンドにオプション(Arguments)を追加する
  3. スラッシュコマンドにサブコマンドを追加する
  4. スラッシュコマンドで埋め込みを送信する
  5. ボタン(Button)のインタラクションを実装する
  6. ドロップダウン(Select Menu)メニューを実装する ← 今読んでいる記事!

連載 · 全32回中6回目

Discordボット開発

  1. #1Discordボット開発 - スラッシュコマンド(Slash Command)完全攻略!
  2. #2スラッシュコマンドにオプション(Arguments)を追加しよう!
  3. #3スラッシュコマンドにサブコマンド(Subcommand)を追加しよう!
  4. #4スラッシュコマンドで埋め込み(Embed)を送信しよう!
  5. #5ボタン(Button)のインタラクションを実装しよう!
  6. #6ドロップダウン(Select Menu)メニューを実装しよう!現在の記事
  7. #7モーダル(Modal)で入力を受け取る方法 (Pythonサンプル付き)
  8. #8埋め込み(Embed)を画像・フィールドで飾る (Pythonサンプル付き)
  9. #9AI(Claude・ChatGPT API)と連携する! (Pythonサンプル付き)
  10. #10多言語(i18n)に対応する! (Pythonサンプル付き)
  11. #11FlaskでWebダッシュボードを作る! (Pythonサンプル付き)
  12. #12コマンドのクールダウン(Cooldown)・権限(Permission)を管理しよう! (Pythonサンプル付き)
  13. #13ロール・チャンネルの自動化でサーバーを管理しよう! (Pythonサンプル付き)
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Mojangcam

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